#1 公認会計士の認知度の低さについて切り込んでみた

【認知度低い気がする公認会計士】
みなさんは、「公認会計士」という存在はご存じですか?
大人の方なら知っている方は多いかと思いますが、では・・・

「① 子供の頃は存在を知っていましたか?」
「② 大人になった今では、どういう仕事をしているのか、知っていますか?」

この2つの問いに、Yesと答えれる人は決して多くないような気がします。
それだけこの職業は認知度がまだまだ低いと感じています。
では、どうして認知度が低いのか?
今回は僕なりにその理由に切り込んでみたいと思います。

理由① 比較的大きな企業を相手にすることが多いから
公認会計士はサービスを提供する相手が企業、中でも大企業相手が多い職業です。
上場会社の監査業務が最たるものです。他にもM&A関連業務やアドバイザリー業務など、会社そのものを相手にする仕事が多いですね。
しかも相手は経理や財務の方々中心。
つまり、一般の生活目線からして見えにくい場所で仕事をしている割合が多いからではないかと思います。
イメージ湧かないですよね。
例えば、医者は完全に私たち個人の健康に関わっていますし、税理士も私たち個人の税務という点で何某か生活に影響しています。
弁護士も裁判など個人相手(法人訴訟だと厳密には違うのでしょうが、代表者という個人が映るので個人の印象を持つのでは)にした印象です。
では会計士はというと、、、
監査業務は企業相手でかつ経理財務相手ですし、M&Aやアドバイザリー業務の企画系などバックオフィス系の人相手が多いです。
これでは、どんな仕事をどんな雰囲気でしているか全くイメージつかないのは無理もないです。

理由② 色々なことをやれてしまうから
会計士は、独占業務として監査があります。
この仕事が認知度高ければ話は別なんですが、理由①で書いたようにイメージ湧かない仕事です。
でも、他の仕事でイメージ湧くものが明確にあれば、というところなんですが、会計士って仕事が多岐に渡っています。
会計監査、公会計向けサービス、IPO(株式上場)関連業務、M&A関連業務、不正調査、アドバイザリー業務(会計、業務改善、その他)、税理士、経理マン、経営者(主にCFOとか)・・・・
と挙げればたくさん出てきます。
これがそれぞれ満遍なくいます。
つまり、会計士って「業務が妙に広範囲」なゆえに「何やっているか定義づけしにくい」点があるような気がしています。
まぁ一言でいえば「会計やっている人」でいいのですが、それがあらゆる箇所に派生してしまっていて。
正直私自身も「お前は何者か?」と問われると未だに答えに窮してしまいます。

①も②も仕事の性質から来る理由なので、この点から認知度を高めていくのは、なかなか厳しいですね。
認知度が低い→職業として魅力がない、では悲しいので、「会計士の魅力」をもっと伝えてみたいなと思います。(これが長い目で認知度につながれば・・・)

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