#17 私のキャリアを振り返って⑧(業務経験拡大期を生かせ!)

私のキャリアを振り返ってシリーズ。
3.監査法人シニア時代②

監査法人には、監査業務以外にいろいろな機会が転がっていますが、
入所して数年経過すると、少しずつ業務の守備範囲が拡大していきます。

私もシニアになり少しずつ新たな経験を積ませていただける機会が多くなりました。
監査以外に何を経験したかと言いますと、
↓ 以下です。

<シニア以降に経験した業務(直接業務のみ)>
● PS(パブリックセクター業務。私は包括外部監査)
● IPO(ショートレビュー、準備段階の監査業務)
● アドバイザリー(内部統制再構築支援、会計指導、業務構築、決算早期化など)
● 対外向けの有料会計セミナー講師

シニア以降だったので、手を動かす(現場作業)だけでなく、プロジェクト管理や営業も同行させていただきました。
間接業務も含めれば、他にももっとありますし、海外ファームとのやり取りも監査の一環ではやっていました。

振り返ってみると「国内アカウンティングアドバイザリー系」キャリアができあがっていました。
強く明確に志向していたわけではないのですが、興味ある業務や趣向、得手不得手等からこうなったんだと思います。

私がした経験など、ほんの一握り、一例に過ぎません。
もっとたくさんの経験をしている方もいますし、私が足を踏み入れることのなかった領域に進まれている方も大勢います。
海外飛び立った方、FAS系など、最近で言えばデジタル戦略系や、サステナビリティなど。
PS分野では、まるで青年海外協力隊?のような業務でアフリカ各国への出張を控えているという方(東京)にお会いしたこともあります。
聞いたときの感想は、「なんじゃその業務!!」
他の事務所や監査法人関連の各ファームまで見渡せば、本当に色々な業務経験が積めると思います。
それだけの色んな人がいるということです。

さて、私としては、やはりみなさんには興味がある分野はどんどんチャレンジしてほしいなと思います。
興味ある分野は得意である可能性が高く、それは社会の最適化にとっても望ましいことです。
では、どうチャンスを生かしていくか?
みなさんそれぞれ生まれ持った性格というかバランスがあると思うので決めつけられないのですが、
まず、自ら手を挙げに行ける方は特段問題ないです。自分から掴みに行ってください。
一方、タイプ的にそうでない方。目の前に機会が転がってきたら、ちょっとでも迷うなら積極的にやってみましょう!
やってみることで気付きや発見があるはず。
で、1回や2回上手くいかなくても、もう少し続けてみると良いかと思います。
すぐ見切りをつけちゃうのはもったいないと思います。
少しは続けてこそ、向き不向きや本質に自ら気付けると思います。(イチロー選手もそう言っています。1回で終わっては、それはゲン担ぎに近い、と)


じっくり目の前の業務に取り組みつつ、ご自身の思いや希望を醸成していっていただければと思います。
チャンスは一瞬かもしれません!その時すぐに掴めるかどうかが重要、そのためにはすぐ動けるだけの準備、特に気持ちを作っておかないと、ですね。

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