#20 私のキャリアを振り返って⑨(嬉しい思い出)

私のキャリアを振り返ってシリーズ。
3.監査法人シニア時代③

一番成長し、喜びも多かったシニア時代

シニアともなると監査法人では中核の層になります。
業務量も質も難度が上がってくるわけですが、その分嬉しいことも、たまにはありますw(たまには、ではダメかもですが汗)
今日は気持ちが前を向けるような、嬉しかった事を、思い出して書きます。

① 仕事を自分でコントロールできる喜び

今では当たり前なんですが、1つ目はこれです。
自分の思い描いた形で仕事ができる。
結果が思うようにいってもいかなくても、自分が考えて行うので納得度が違います。
(とか何とか言ってますが、単に支配欲がくすぐられて、、、なんかもしれませんが、まぁ自分の裁量で仕事ができるようになることは違った世界ではあります)

② 色々な人との距離が近づく喜び

1. クライアントマネジメント層
監査もアドバイザリーも同じですが、クライアントとのMTGは頻繁にありますが、要職、例えば部長以上が出席されるMTGにはスタッフはあまり出ません。
しかし、インチャージ(Inc)は現場を仕切っている以上その場に出席する機会が増えてきます。
やはりクライアントのマネジメントクラスともなると、視点は高いものがありますし、重要な情報を持っているが故に会話の質が異なります
実力があれば立場は関係なく仕事できるのかもしれませんが、やはり看板(形、格)で見られることは現実としてあります。
仮にそれがビジネスライクだとしても、接点の入り口が増えますからね。

2. 内部&外部のビジネスパーソン
シニアとなるとお仕事の領域が広がり出します。
内部の仕事であっても、特別な専門家の知見が必要な際に本部にいる専門家との関わりが生まれる、間接業務で他の部署と一緒に仕事ができる、など。
法人内部でも、真横(同期とか)や直上下(チームの先輩後輩)だけでなく、広い横や上下(本部、他部署の先輩後輩など)の関係をもつ機会が増えます。
外部ともつながりが増えてきます。
外部との共同イベントや、私で言えばIPO業務を行っている際に、弁護士、社労士、証券会社、投資会社等の人と関わりがありました。
飲み会といった半分個人的なイベントでもつながりはできますが、やはり仕事上でのお付き合いを持てるとより良い関係になれる気がします。
内部でも外部でも、自分とは異なる領域でお仕事されている方の考えを聞くのは勉強になりますし、会計士はややもすると狭い視野の人間なのかも・・・ということにもどことなく気付かせてくれます。

私ですが、今思えばシニア時代、特に法人外部の方との関わりを持つための行動をあまり積極的にしていなかったなと。
この点はもったいなかったなと思っています。
頻繁にご一緒する方は挽回できたしても、一期一会からの発展もいくつか無駄にしてしまってるでしょうしね。
1つの組織内ではどうしても似た考えや志向の人が多くなります。
それはそれで楽ですが、外の世界と交流は自分自身の視野を広げる、ひいては人間性を高めることになるでしょうから、ぜひ一緒に仕事等できるといいんじゃないかと思います。

シニアになると仕事でもお付き合いでも広がりが増えてくる、これを感じたとき私は嬉しかったですね。

シニアは一般的に忙しい世代と言われます、確かにそうだったと思いますが、その分得られる喜びも多かったなと、今回振り返って思いました。

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