#45 11月です(新世代の足音、穏やかな準備時期)

11月です。今年も残り2か月ですね。
11月の監査法人はどんな感じでしょう。
月初めということで、これをテーマに書きます。さらっと。

新世代の足音が聞こえ出す月

11月は、公認会計士にとっては新しい世代の足音が聞こえだす時期です。

まず11月は、年に1度の公認会計士論文式試験の合格発表がある月です。
私も15年前の11月20日でした。今でも日付まで覚えています。
今年は11月19日ですね。
(合格発表を迎えて何か発見があれば、またブログにしたいと思います)
なので11月は業界にとって1つ新しい風が吹き出す月でもあります。
私も昨年まで長い間リクルート活動に携わっていましたので、11月は気分がリフレッシュされる月でした。

一方で、3年前に合格した人たちにとっては、修了考査(これを通過すると正式に公認会計士を名乗れます)を翌月に控え、ぼちぼちスパートを掛けだす時期になります。
こちらもゆっくりですが新世代の足音準備を感じる季節です。
ここ数年、修了考査の合格率が大きく下がっていることが話題になっています。
本問題に切り込むことはしませんが、兎に角業界の底上げという点では合格率は上がってきてほしいものです。

修了考査に向けて(突然思い立ったので・・)

修了考査のネタを出したついでに、試験対策としての私見です。

① 手が動く=計算問題ができるようにする
修了考査でも会計学を中心に電卓を使用した計算問題はそれなりに出ます。
実務に入ると、電卓をバリバリ叩く頻度が下がっていくので、理屈を分かっていても数字を出せないようになってきます。
私も12年前全く計算問題ができなくなっていて、ヤバイと思いました。
直前2,3か月は計算総合問題を2日に1度は解いていましたね。
目的は電卓と計算に慣れること、ただそれだけ。
計算問題は部分点になりにくく、またミスも如実に出るので差がつきやすいと思います。
まだ時間はあります、余裕をもって計算問題をこなせるよう頑張ってほしいです。

② 自分で考えて意見を書く
ケーススタディにおける問題も登場しやすいかと思います。
例えば、とある監査現場のケースが出され「どのような監査手続を取るべきか?どのような点に留意すべきか?」といった問題でしょうか。
こういう問いは、唯一無二の解があるものではありません。
置かれた状況を理解し、それに対する論理的な回答を意見できれば◎へ近づくと思います。
「こういう前提ならこういう動作(回答)をするべきだ」
そのためには普段の業務において、仮説検証とでもいいましょうか、とにかく自分の頭で考えて意見を述べることが大事だと思います。
自信を持って説得するイメージです。

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