#89 会計士が一番変化できる!?季節の到来 ~繁忙期3月、4月~

物憂げな季節:春の訪れ

3月になりました。
私は元来春が一番好きな季節ではあるのですが、一方で「春が近づくと、どこか物憂げな気分になる」という側面を24歳より持ち合わせてしまいました。
はい、この職業に就いたからです(笑)
完全に職業病です(笑)
ご存じの通り、監査法人勤めの会計士にとって、春は最も忙しい季節ですね。

先日合格された方々にとっては初めての繁忙期に突入します。期待3割不安7割くらいでしょうか?
直上のスタッフでもまだ慣れていない人も多いのではと思います。
そこで、今日は3月4月の過ごし方について、私の思う所を書いてみたいと思います。

2年目以降の方:事前準備と業務の棚卸を

まず2年目以降の方は、昨年を思い出して、手前で準備しておくと良さそうなことはないか、振り返ってみましょう。
準備不足だと、現場で思わぬ作業に追われ、時間的にも精神的にも悪循環になっていきます。
もし悪循環だな、、、と思ったら、その日の夜にでもサクッと仕事の棚卸をしてみるのはいかがでしょうか。

・今何の仕事をしていて
・残りどれだけの仕事があって
・残りどれくらい時間が残されていて
・仕事の優先度重要度はどういう分布になっているから

・何からどれだけ手をつけるべきなのか?

できるだけ高得点を目指して仕事するのが良いのは決まっていますが、最終的に死守すべきなのは「合格点を取る事」なはずです。その感覚はテストと同じです。
一方で仕事はテスト以上に重要な分野とそうでない分野の配点に開きがあるものです。
監査の仕事は、時間リソースとも大変限られています。
「優先度の区別=リスク評価」と言えますので、これを磨くことはリスク評価プロセスが大変重要である監査センスにも通ずると思います。

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