#69 独立準備の経験談② 環境&手続編

⑤ 事務所

開業で悩むのが、事務所をどうするかです。
自宅開業するか、新たに構えるか。
周りを見ても様々ですが、自宅兼事務所の方が多い気がします(名古屋地区です)。
会計士業務メインの方の多くは自宅、税務メインの方は構えてる方もチラチラいます。
雇用と公私分離(鍵などのセキュリティとか)の観点かと思われます。

私は個人屋号では会計士業務を自宅開業で行っていますが、実務的には何も支障ありません。
コロナで監査法人時代から在宅もしていたため、雰囲気も然程変わりません。 
会計士業務メインで開業資金を抑えたいなら、自宅で十分でしょう。
一方で公私切り分けられる、構える事でモチベーション高まるなど、お金以上に得られることもあるでしょう。対外的に異なった印象を与えることもできるかもしれません。
どちらを重視するかですが、組織的に業務を行うとかでなければ、価値観の領域です。

私は2022年、いつ事務所を構えてもOKな年にしたいなと思っています。
私はゼロ開業でしたので、ドラクエで言う布の服(自宅の6畳部屋)とコンボウ(OA機器)からスタートした気分で。新規アイテム(自宅外での事務所開設)は軌道に乗ってからにすると決めてます。ゲーム感覚で楽しいかなと。

⑥ その他開業手続(口座等)

他に開業手続関連を行う必要があります。
今って、こんな風に簡単に開業の流れを調べることができるのですよね。

税務署に開業届提出し、青色申告申請を完了。
書類書くだけなので、すぐに終わります。

そして仕事用の口座を用意。プライベートの取引が混じり過ぎると峻別が面倒です。
なお、同一の金融機関でプライベートとは別に追加で口座を作ることはできないはずなので、この点だけは注意が必要です。
私はメガバンクで保有していた個人口座をベースに、プライベート取引を別の口座に移して仕事用口座としました。

本格的に確定申告が必要になるので、会計ソフトを契約。
もうクラウド会計が当たり前ですよね。freee、マネフォ、やよいの青色申告などでしょうか。
会計に慣れている人は、freeeよりもマネフォや、やよいが使い易いと周りは言いますね。

⑦ ざっと開業費

結局開業費はどれくらいかかったでしょう。
ざっと下記です。

・PC代:20万円
・携帯:10万円(私は最新のiPhoneに変えたため。そのまま使用するなら特にかからない) 
・OA機器(スキャナ、プリンタ):10万円 
・HP、サーバー代、会計ソフト:2万円

細々したものは他にありますが、トータル50万円かかっていません。
既に持っている場合はさらにかかりません。
通信費などランニングコストはある程度発生しますが、ここまでの内容で金額はだいたい想像付くのではと思います。言うほどではありません。

やはり会計士業務は資金面で独立イージーです。

次回、仕事側の話をして締めたいと思います。

-独立