後輩会計士Aくんの質問
先日後輩会計士Aくんに次の質問を受けました。
「あなたでいい」でなくて「あなたがいい」で選んでもらうのに一番大事なことは何ですか?
どうも舞い込んできた仕事が安価だったようで。
仮に自分が営業しても厳しいと。
それでふと思ったみたいです。
Aくんの質問に反射的にこう答えました。
「人間性かなぁ・・・」
自分でもよく分からず答えていました。
しっくりくる回答じゃないなと。
Aくんはいつも単刀直入な質問を投げてくるので色々と考えさせられるのですが、今回も改めて考えてしまいました。(ちなみにこの質問、前職であるあずさ監査法人の標語「Our Vision:The Clear Choice」に近いです。私もこの標語は当時から好きでした。)
今日はこれについて考えたことを綴ってみます。
なお、「あなた」というのは個人(独立もしくは少人数で仕事をしている人)をターゲットにします。
受注側の思いを考える
そもそも、なぜ「あなたがいい」と思ってもらいたいのでしょう?
一言で言えば
「価値を認めてもらえて嬉しい」
ということでしょうか。
切り口を変えれば
・承認欲求が満たされる(頼られる)
・対等以上の関係で仕事ができる
・価格競争から一線を画せる
でしょうか。
心理的な面だけでなく満足度高いでしょう。
やはりそんな仕事をできるのは幸せですね。
逆に「あなたでいい」は「他の人でもいい」という意味合いを感じます。
実際は世の仕事の多くは他の人でもできるのでしょうが、入り口からそのニオイがプンプンしては寂しいです。