なぜ人間性と答えてしまったのか?
余談ですが、なぜ私が人間性と答えてしまったのか。物思い的に考えてみました。
出た答えは2つ。
1つに自分の志向と願望。私は③が活きる仕事に志向があり、「サービス提供者の個性」で仕事をしていきたい願望があるのでしょう。
頭脳明晰でもないですし、会計士の中ではとりわけ尖った専門分野を持っていません。
ある意味劣等感、そこでは勝負できないと思う裏返しもあるでしょう。
2つ目。人間性の代表格ともいうべき「誠実性」はとても重要だと思ったからです。
例えばノーマルなジョブであれば、時にリピートも危うい。例えば価格競争やよりよい競合サービス出現時など。あなたを知らない人が上司にやってきて、それこそ他者を宣伝されたら途端に危ういです。
その時守ってくれるのは、あなたを贔屓にしてくれる有力者。
多少コモディティ化されていても、きちんと仕事をして大変誠実であれば、ファンになってくれる可能性がある。仮に横遣りが入っても「リピートの価値>サービス内容の価値」を訴えてくれます。継続的に「あなたがいい」と言ってもらえる礎になります。ちなみに媚び諂えではありません。(失礼ながら、権限の無い方に贔屓してもらってもあまり意味ないでしょう)。
裏を返せば、自らこの公式を壊せばお終いです。
もはや任侠の世界(笑)
でも、結局「人」が前提であればそれは道理でしょう。モノ作り産業ではないのですから。
いずれにせよ会計士業務もコモディティ化すると「あなたがいい」から遠ざかりそうです。
ハードもソフトも個性がなければ誰だっていい。
その世界に入ると「安ければいい」になります。
すると対応策としては回転数が重要になりますが、個人業務だと中々厳しいと思われます。
とにかく、外観内面の少なくともどちらかにおいて「コモディティ化していない」業務を提供できれば「あなたがいい」に近づけるのではないでしょうか。
最後に個人の場合は、
「儲ける」≒「あなたがいい」
な気がします。なんとなくですけど。
組織なら話はやや別で、「組織で儲ける」=「あなた方がいい」はまだ成り立つ気がします。
ん-、大変難しいですね。答えも実現も。
みなさんは何だと思いますか??