#84 独立会計士の営業②(周りの印象と私の所感)

目次一覧
・独立するにあたっての1番の心配:仕事を獲得できるのか?
・会計士業務の性質
・よく聞く営業形態
・聞かない営業形態
・営業に繋げるための方法:退職後の人脈は退職後に築き上げていく
・営業に繋げるための方法:次も任せたいと言ってもらえるか

・当の伊藤は?
・焦りは禁物
・終わりに

聞かない営業形態

1.HPからの問い合わせ

私も時々聞かれます。
「HP作ると集客できそうですね」
「HPから何件か引き合いってありました??」
答えはNoです。HPからの問い合わせは1度もありません。私の周りも聞きません、少なくとも受注に至ったという話は(税務はあります)。
まずもって、お眼鏡に叶う会計士にどう出会えるというのか?
「会計士 ×××」と検索したところで、広告やどこかの会計士が適当にヒットするだけ。余程な専門分野や何らかの違いがなければ、それだけでお仕事にはなりにくいでしょう。
HPを設けていない知り合い独立会計士は、周りにたくさんいます。
彼等の中には独立し成功している人も多くいて、HPの存在が独立成功の必要条件ではないことを表していると思います。

2.FacebookなどのSNS 

引き合いはなくはないと思いますが、あまり聞きません。知り合いならありそうですが(となるともはや通常メールと同じですね)。
ただこういったツールで人脈を広げ、それが将来的にもしくは他の人へ波及してお仕事に繋がっていることはあっても不思議ではないので、浅く広い種まきなんでしょうかね。
私もFBアカウントありますが、正直あまり仕事には使えていませんし、駆使の仕方もセンスありません。
もちろん仕事の引き合いはなし。専らただのプライベートコミュニケーションツールになっているだけです。

(上手に活用されている方いれば聞いてみたい!!)

思うのは、会計士業務は「見ず知らずの人」からの引き合いは考えにくいという事です。
結局会計士業務は情報の非対称性が強いのが起因していると思います。
買い手(発注側)は商品(会計士によるサービス)の品質を測りづらい。
サービス(内容)と会計士(人)は不分離、というのを暗示している気がしてなりません。

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