#83 独立会計士の営業①(周りの印象と私の所感)

よく聞く営業形態

私及び私の周りの営業形態で主に知り得る方法は下記3つです。

1.エージェントやマッチングプラットフォーム

今やネットの普及でマッチングサイトはあらゆる業界で溢れています。
会計士業界もいつからかそうなりました。
先程、発生した案件をどう掴むか?と書きましたが、それは発注側も同じことを思っているはずです。発生した案件を誰に頼めばいいか?
規模やフィー的に会計ファームに依頼するのも違うといった場合もあるでしょう。
個人会計士を探す場合後述する3ができればいいのですが、なかなかそうもいかないもので。
そんな時、マッチングしてくれるプラットフォームは大きな役割を果たしてくれます。

私の周りでもこれをベースにお仕事を得ている方は何人もいらっしゃいます。
特に独立初期は検討する余地は大いにあると思います。
噂だと登録すると程なく仕事が入ってきてすぐ埋まってしまうとも聞きます。
プラットフォームを運営する側に参画している知り合い会計士もいますね。

ここで「めちゃめちゃ安い報酬になったりしないのか??」という不安を持つ方もいるかと思います。
しかし市場原理的にそれは考えにくいと思います。なぜなら、会計士は「監査」という基本的な仕事が非常勤として恒常的に存在しているからで、監査より低廉の場合、よほど仕事内容が魅力的でない限り会計士が集まらないはずです。基本的には同程度~が相場かと思います。

デメリットというわけでもないですが、プラットフォームからお仕事を「受託」する契約ですので、ある程度時間が拘束される性質はあるでしょう。ジョブの性質にもよりますが。
例えば週4~週5の案件となると、日中は動ける時間は取りづらくなるでしょう。
ご自身のやりたいことと照らして、受託の要否を考えるのが肝要です。

良い面もありますよ。
例えば契約手続きや請求、フィー交渉といった管理面なことを一切しなくてよいです。
自分の名前で仕事をするとこれらに時間労力を割かざるをえないので、当然ですが。
またここでの業務が将来の営業にも繋がる可能性もあると思います(次回後述)。

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