#67 会計士の実態 「不正見逃すなんて何やってんだ!?」

③強制捜査権発揮すればいいじゃん ⇒ 持っていません。

リソースが有限なのも分かった。
グレーなものがあるのも分かった。 
でも怪しいなら強制的に調べればいいじゃん。

残念ながら会計士に強制捜査権は与えられていません。
もし拒否されると苦しい。出口が塞がります。
拒否されても粘り強く交渉して確認に努める、これしかありません。

で、本当に厳しいとなると、「ダメです!」宣言が考えられます。
パターンとしては、
1.間違ってます意見
2.分かりません意見
3.契約解除
のどれかを発動。

まず1は使えません。なぜなら怪しいままだからです。疑わしきは罰せず。モノを盗んでも証拠がなければ逮捕できないのと同じです。
23の発動権は持っています。ただ、社会からすると煮え切らない結論にも見えますよね。結局分かんないのかよ、逃げたのかよって。

会計士の声
「拒否されたら動けんし、キツイわ!」

会計士はコミュニケーション重視を考えている

以上が会計士の脳内です。
となると、会計士は何を重視するのでしょう?
それは「会社とのコミュニケーション」です。
これは私も本当に実感してきましたし、周りからも大変良く聞きます。
会社に対し情報弱者となるのは大変リスキー。
厳しい交渉も向き合ってできるかどうか。
この重要さを多くの会計士は考えています。

以上、思うがままに紹介しました。
「甘いこと言ってんな!」と思われるかもしれません。開き直るつもりはありません、正直な感想というだけです。
気づけば「ここが辛いよ会計士」みたいになってしまいましたね(笑)また他の実態シリーズを書いてみたいと思います。
今日は以上です。

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