#65 個人事業(独立)で不可欠なもの!?

仲良し後輩会計士からの質問

先日、私の仲良し後輩会計士からこんなことを聞かれました。 

「個人事業を始めてみて、会計士が個人(独立)で食べていくのに不可欠なものってなんだと感じてますか?」

色々思いました。
が、とっさにこう発してました。

「人間力と倫理観。それと、相手への共感力とそれに少しでも応えることのできる力」

自分でも何言ってるんだろ?と思いましたが、その意味合いをちょっと書いてみます。

個人事業の弱さを補うために

仕事は、仕方により強味弱みがあります。
独立会計士、個人会計士として仕事をする上でも弱みが当然あります。
ですので、まず弱さを認識し、その対応策を考えることでしょう。
私は弱さを、「孤独」「スキルの限界」だと考えたのです。
孤独については、ここでも書きました #28)

で、対応策はどうなのか。
一般的に思い当たるのが「スキルの習得(横縦それぞれ)」「経験の習得」ですね。
これもめちゃ重要だと思います。
だいたい専門家ですから、これがなければ資格で食っていく意味合いが持てません。

では私の回答は何なんでしょう。
自分でカバーするというより、周りの人に支えらてもらう形もあるよね、と思うのです。
相手に共感する力があることは、相手のニーズを感じ取れるという事。
それに少しでも応えることで、相手は喜び、共にハッピーになれます。
私はそんな人が現れたら、すごく嬉しくなり、その人ともっとお話をしてみたい、一緒に仕事をしてみたい、何かGiveしたい、何かお返ししたいって思います
これができれば、味方となる支えてくれる人々は増え、個人の弱さである「孤独」と「スキル不足」が補われます。
私は仕事の原点はここにあると思っています。
組織は、仕組みとしてこれらが整備されている理解ですが、個人ではそれがないので。

ただ、これ狙っても上手くいかない気がします。
打算的なスタンスが見え過ぎると、どうしても警戒してしまい、その場で終わっちゃいます。
そこで、一人間として良好に向き合えるには、「人間力」「倫理観」が備わっているかが重要だと考えたのです。

と高尚なこと言いましたが、とても難しいことだと思います。
ボランティアではない、適正な報酬をいただく仕事を是とし、かつホスピタリティまで持つ。
私の事を胡散臭いと感じる人もいるかもしれませんね(笑)
でも、そう思わずにはいられないのです。

正直、弱さを補える土台や継続的なカバー策があれば食べていけると私は考えます。
なので、ハードスペックの向上を対応策に据えるのも正しいと思います。
それに長けてる方もいるはずです。
「自分らしく弱さを補える」ことが一番いいのかもしれませんね。
今日のブログを書いていて、最終的にそう思いました。
そういう意味で、今日紹介した内容も「私らしい」ということにさせてください(笑)

-会計と倫理・生き方, 独立