#74 会計士のキャリアビジョンを考えること=生き方を考えるということ

「何をしたいのか?」とばかり聞かれて感じた違和感

「何の仕事をしているのか?」
一番聞かれるのがこれです。
退職を決意した時も同じ事を一番聞かれました。
「何をしたいの?」

実は私、特に退職時にこの質問が大変多いことに、違和感を感じていました。

・「何したいかの強い願望ないなぁ」
・「変に制限作るつもりもないし、明らかに能力外の事はやらないし、だいたいできないし・・・」
・「お客さんの要望次第で変わるし」
・「何より色々やりたいし・・・」
・「何って決め打ちなんかできない」

「何(What)」ってそんなに大事なのか?
結局私は他の切り口に至りました。

「一緒に働きたい方々と、望む働き方をしたい」

WhoとHow:ビジョンを考えて・・・

巷の自己啓発本でもないですが、5W1Hというのがありますよね。
私は「Who」「How (to work)」の2つが重要なのだと思い至りました。
どんな仕事しようが、どこで仕事しようが、いつ仕事しようが、そこには大した拘りは無い。
年収は正直重要ですが、多数の人を従えて、売上ウン十億、といった野望も(今は)大して無い。

でもこの2つは拘りたい。
価値観が合う方々と、合う場で仕事がしたい。
あとは、自分がオーナーシップを持てる仕事を中心にしたい。
結局それは自分(もしくは自分が共に仕事をさせていただく屋号)の名前で、自分が責任者として仕事をすること。
なぜなら、自分の人生は自分でコントロールして働きたいと思ったから。

みなさんの拘りは何ですか?
みなさんのビジョンは何ですか?

こう考えていくと、完全に自分の人生、生き方を考えているのと同義なのだと気付きました。

※ ちなみに誤解がありそうなので添えておきますが、私はそんなに人を選ぶタイプではないです、自分でも言うのも何ですが。前職時代も個々人とは大変仲良くさせていただきました。一緒に仕事していて楽しく前向きになれた場面がほとんどです。「Who」というのは「どこに属すか?」が含まれます。前職の組織が嫌だったのではなく、もっと少人数だからこその仕事をやってみたいな、と思ったのです。

考え続ける、振り返り続ける、見直し続ける

それでも「これでいいのか?」と思いました。
ダークな気持ちが中心です。劣等感のような。

・あの人は、自分ができないことをやっている
・凡庸なスキルばかりでいいのか?
・めちゃ稼いでいて凄い
・大した野望がない自分は情けないのでは?

気付けば流されていそうです。
流されるにしても、分かってそうなりたい。
今定めた生き方をずっと続ける必要もなく、自分を構成している社会も常に変わります。
そのためにも、自分を見つめ直す時間は定期的に設けなければ・・・
天井も床も壁もなくなり、何でもアリになってしまった今、強くそう思います。

と書いていたら、「2022年人生予算」が、途中だったことに気が付きました(笑)
ということで、今日はここで筆を置きます。

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