#91 昔の監査の思い出③ 東日本大震災時の決算

クライアント、チーム共に、同じ目的に向かって仕事ができた

振り返ればこの年はクライアントの方と一緒に机を並べて仕事ができたと思えた年でした。
大変不謹慎かもしれませんが、妙な一体感がありました。
そういえば「絆」という言葉も巷に溢れましたが、監査現場でも密かに芽生えてました。

クライアントは真剣に質問をぶつけてくれ、我々もそれに真剣に応えようとした。
悩ましい質問はチームメンバーに相談し、的確にスピーディに助言いただいた。
内外ともに、多くの人に助けられて仕事をしていると実感できた数日間でした。

結局、無事に決算発表及び監査報告書も発行。
感無量とも違う気持ち。
なんというか、安心感のような解放されたような、そんな気分でした。

想像だにしないことは起こるもの

最近で言えば、コロナ騒動や、ロシアウクライナもやんごとなき事態になっています。
とんでもない状況に巻き込まれているクライアントも数多くあるでしょう。

本当に想像だにしないことは起きるものです。
そんな時、大変な状況に配慮しつつも、如何に同じ目的(適正な会計処理で合ったり、期限内の決算発表であったり)を共有し、如何に協調して仕事ができるか。
それに応えてこそ、社会に役立つ職業的専門家と呼べるのではと思います。

厳粛な気持ちを改めて持ち、この春を迎えていきたいと思います。

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