#108 他人には無い”何か”

環境の違い

話を戻しまして、

・『他人には無い”何か”』など思いつかない
・他と差別化できる点など特にない

これでは話は終わってしまいます。
とはいえ真面目に考えても出てきませんし、すぐに「他人に無い”何か”」を作りだそうと思っても、難しいです(もちろん新たに作り出そうとする姿勢は大変重要なんでしょうが)。

業界の中(例えば監査法人内)だけで考えると、なかなか差別化も難しい。私も目立った経験やスキルをそう持っていません。
しかし、外部環境ならそうでないこともある。

例えば会計士が一般的に持っている経験は、他の環境から見たら特長でもあるはずです。
・会計士、特に監査法人出身者は、組織的な対応ができる。
・会計を考える際も、ビジネスからアプローチする癖がついている。

これら、私の先輩会計士&税理士も似たような事を言われていました。

一方で、劣る点もありそうです。
・細かい数字作業は苦手な人が多い(←あくまで印象。ということはこれをプラスに活かせる業務があるかも??)
・すぐに重要性の概念を持ち出してしまう癖がある。私も税務作業をする際に、数円だからOK・・・と思ってしまう悪い癖が出ました。

どこに身を置くか、環境を変えることによって「他人に無い”何か”」が生まれると思います。

自分の生命線

「変わっているね」

そういえば先日のブログでも書きました。
「ちょっと変わってるね」と言われるか、と。

変わっているというのは大変な誉め言葉だと感じます。独立してから特に。
とはいえ、それを無理して作ることは難しい。

そうではなく、自分が本当に大切にしたいこと、拘りたいこと、生命線は何なのか?
それを持っているだけで、他人に無い何かの1つになる気もします。
たとえ言葉で表しにくくても。

秩父礼所十三番慈眼寺、南泉和尚の言葉で締めます。

「自分のことはまわりが教えてくれる」
「その言葉に耳を傾けることができると、だんたん自分のことが分かってくる」

「他人には無い”何か”」を知る1つのヒントになりやしないでしょうか???

それでは。

-独立